<陸上:セイコーゴールデングランプリ陸上2013東京>◇5日◇東京・国立競技場

 3日の静岡国際で、男子200メートル今季世界最高となる日本歴代3位の20秒21を出した飯塚翔太(中大)が急きょ、欠場し会場のため息を誘った。

 ウオームアップを順調に進めたが、その後、トレーナーからは「骨盤の張りと疲労」、飯塚本人は「右太もも裏の違和感」の訴えがあり、大事を取ってキャンセルした。「たくさんの人が集まっていただいたのに、申し訳ない」と関係者を通じてコメント。

 伊東浩司・日本陸連短距離部長は「静岡が一段と自信を深め、風格さえ感じるアップだった。待ちに待った大器が世界に羽ばたくステップを踏むはずだったが…」と残念そう。2週間後の関東インカレ出場を目指す。