<仙台国際ハーフマラソン>◇12日◇仙台市陸上競技場発着の21・0975キロ

 公務員ランナー川内優輝(26=埼玉県庁)は、前日に掲げた「63分台で表彰台」の目標を、半分はクリア。1時間3分30秒の10位に「タイムは去年より20秒ぐらい速いから順調。ただ前の集団を抜かせれば入賞できたのに、追いつけなかったのが悔しいです」と、満足感と悔しさをない交ぜに話した。

 外国勢3人が先頭集団で、後続の15人ほどの日本人で第2集団を形成。その中で「この選手には負けたくない、この選手にはついて行こう、彼には勝つ」と実業団勢をライバルにし、何とか粘った。「自分自身の刺激にもなったし、みんなで日本のマラソン界を盛り上げたい」と気勢を上げた。