<陸上:日本選手権兼世界選手権代表選考会>◇第2日◇8日◇東京・味の素スタジアム◇男子1万メートル

 日本男子長距離界のエース佐藤悠基(日清食品グループ)が、28分24秒94で3連覇を達成した。既に参加標準記録Aを突破しているため、8月の世界選手権モスクワ大会の代表も決めた。

 昨年同様、大迫傑(早大4年)をラスト勝負で振り切っての勝利。「タイム(A標準)は持っていたので確実に勝つことに徹しました。最後の100メートルで決めるために、それまでは絶対に前に出ないで勝負するというプラン通りでした」と、してやったりの様子だった。2年前の世界選手権(韓国・大邱大会)と昨年のロンドン五輪に出場も不本意な結果に終わっている。「納得のいく走りで三度目の正直にしたい」と決意を語った。