<東京国体:陸上>◇4日◇味の素スタジアム

 少年女子A100メートル決勝は、昨年のロンドン五輪に陸上競技では戦後最年少で出場した土井杏南(18=埼玉栄高3年)が、11秒78で制し、高校総体に続く高校ビッグタイトルを手中に収めた。

 今季は、昨冬から悩まされた腰痛が影響し、満足なシーズンを送れなかった。「練習では出来ていることが、試合では出せない。かみ合わせていかないと、いけないんですが…」と現状を話した。自己ベストは11秒43だが、今季ベストは11秒66止まり。「1つもいいスタートを、今シーズンは切れていない」と来季以降の課題を口にした。

 今後は、6日に中国・天津入りし東アジア競技大会に出場。さらに日本ジュニア、日本選手権リレー、エコパトラックゲームズも出場を予定している。また来春の進学希望として、大東文化大の名前を挙げた。