<東京国体:陸上>◇6日◇味の素スタジアム

 成年男子1万メートル競歩で、昨年ロンドン五輪代表の11年世界選手権男子20キロ競歩8位入賞者・鈴木雄介(25=富士通、千葉)は、40分19秒04で2位だった。

 残り2000メートルで、同じモスクワ世界選手権代表の西塔拓己(20=東洋大3年、広島)に仕掛けられ、そのまま逃げ切られた。

 メダルの期待がかけられた世界選手権は12位どまり。その後は「練習を積み過ぎたからリセットと休養」に2~3週間かけ、本格始動は9月上旬から。そのため、今大会の設定タイムは40分40秒あたりだった。「予定よりいいタイム。まだまだ(世界大会での)メダルは夢ではないと思う」と今後の自分に期待。

 今季は春先に2度の日本記録更新を果たしたが「世界大会で結果を出すためには、シーズン初めに力を出し切るのではなく、ピークをそこに持っていく必要がある」とピーキングを今後の課題に挙げた。