<陸上:出雲駅伝>◇6区間(出雲大社前~出雲ドーム前、44・5キロ)◇14日◇島根・出雲市

 3年ぶりのV奪回が期待されていた早大は、優勝した駒大に2分36秒遅れの2時間11分47秒で4位フィニッシュ。「高校時代には何回かあったけど、大学では初めて。その意味では楽しみです」とアンカーを託された大迫傑(4年)が順位を3つ上げた。

 勝負はスタートでついてしまった。1区の柳利幸(2年)が残り150メートルあたりで、2番手グループから脱落。「もともと水をあまり飲まない子が、今日は飲んでいた。それにしても残り15秒でああなるとは想定外」と渡辺康幸監督(40)が話すように、気温25度を超える暑さで脱水症状に見舞われた。

 ただ戦力的に見劣りする中で、上位はキープ。頼れるエース大迫の走りも健在だ。「全日本は優勝争いに加わりたい。そこそこ、めどは立ちました」と、渡辺監督は手応えも口にしていた。