パリ・マラソンは6日、パリで行われ、男子は5000メートル、1万メートルの世界記録保持者で初マラソンに挑んだ31歳のケネニサ・ベケレ(エチオピア)が2時間5分4秒の大会新記録で優勝した。

 2008年北京五輪2冠のベケレは31キロ付近から抜け出した。一時は脚に痛みを感じてペースを落としたものの、すぐに持ち直してゴールした。

 2時間5分10秒の大会記録を塗り替え「気分は悪くない。(パリは)景色が素晴らしく、応援も良かった」と気持ちよさそうだった。

 ペースメーカーが外れた25キロすぎに2人の争いに持ち込み、31キロ付近で抜け出した。34キロ付近では太ももに異常を感じ「順位をキープするようにペースをコントロールして走った」という。

 今後は「リオデジャネイロ五輪に出ることがゴールだが、マラソンか1万メートルかは決めていない」と白紙を強調した。