<陸上:第8回岩壁杯陸上競技対校選手権大会>◇13日◇東京・八王子

 上柚木公園陸上競技場

 男子100メートルで日本人初の9秒台が期待される桐生祥秀(18=東洋大1年)が、大学デビューを飾った。

 男子400メートルリレーに、東洋大の第3走者として出場。バトンを受けたときは4、5番手争いだったが、アンダーハンドのバトンパスも無難にこなして、トップの中大と並びながらアンカーにバトンをつないだ。桐生の力走もあり東洋大は39秒69。39秒38の大会新記録で優勝した中大には及ばなかったが、東洋大記録を0秒30更新して2位に入った。

 桐生は昨年4月の織田記念男子100メートルで、10秒01の日本歴代2位をマーク。今年3月に京都・洛南高を卒業し、今月6日に東洋大の入学式に臨み、この日が大学デビュー戦だった。

 レース後に報道対応し、デビュー戦について「飛びきりいいスタートではないけど、ボチボチいいスタートでした」とリラックスした表情で話した。20日の出雲陸上(島根)で、男子100メートルの今季初戦を迎える。