<陸上:第55回東日本実業団対抗駅伝競走大会>◇3日◇埼玉県庁~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇7区間=77・5キロ◇参加24チーム

 コニカミノルタが3時間49分34秒で、通算8回目の優勝を3連覇で果たした。

 南陽市役所までの上位13チームが、来年1月1日の第59回全日本実業団対抗駅伝競走大会への出場権を獲得した。

 1区こそ1秒差でDeNAにトップの座を譲る2位だったが、2区のルーキー設楽啓太(22=東洋大卒)が、タスキを受けるとすぐにトップに。最後の7区アンカー谷川智浩まで、一度もトップの座を明け渡すことなく、逃げ切った。

 エースの宇賀地強、松宮隆行を温存する「飛車角落ち」ながら、選手層の厚さで完勝。駅伝では社会人デビュー戦となり区間賞を獲得した設楽は、弟の設楽悠太(ホンダ)と2区で初めての「駅伝双子兄弟対決」が実現。「まさか、こんなに早く実現するとは思わなかったけど、自分の走りに徹しようと思いました。自分の役割は果たせたと思います」と話した。

 磯松大輔監督は「もう少し楽に勝てると思ったのは、私の認識の甘さ。選手は一度も並ばれることなく、しっかり成長していることを感じた」と振り返った。