東洋大が結束力で連覇を狙う。箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けて13日、埼玉・川越キャンパスで練習を公開した。

 10月の全日本選手権では4位。6年ぶりにベスト3を逃したことで、チームには危機意識が充満。田口雅也主将(4年)を中心にミーティングを重ね、ようやくチーム状況は良化してきた。

 最近6年で優勝4回、準優勝2回の常勝軍団。だが、今年は昨年区間賞の設楽啓太(コニカミノルタ)、悠太(ともに22=ホンダ)兄弟や、大会MVPの大津顕杜(23=トヨタ自動車九州)らが卒業。前評判では駒大の方が有力視されている。田口主将は「去年以上に結束しないといけない」と引き締める。酒井俊幸監督(38)も「昨年のレベルにはいっていない。設楽兄弟2人の穴は2人では埋まらない。総合力で埋めるしかない」と結束力をキーワードに挙げていた。