<陸上:アジア選手権>◇3日目◇9日◇神戸ユニバー記念競技場

 女子5000メートルへ出場の小林祐梨子(22)が故郷で手応えの3位だ。2位の新谷に食らいつきながら15分42秒59でゴール。「調子が悪いのを表に出さないのに必死だった」と話すと、復調を感じ涙がボロボロとこぼれた。今は日本選手権で復活優勝した絹川愛(ミズノ)の渡辺高夫コーチの言葉が励みになっている。「3年に1回、自分の年が来るって。絹川も2年、棒に振った。小林は去年と今年がダメだから、来年いい年になるよって」。目標のロンドン五輪へ前を向いていた。