女子マラソンのアテネ五輪金メダリスト野口みずき(33=シスメックス)が5日、左太もも炎症のため大阪国際女子マラソン(1月29日)を欠場後初の公の場で、自ら「ナーバスになっている」と心境を吐露した。恩師の藤田信之氏が主宰する埼玉県内での「藤田ランニングアカデミー(FRA)」に指導者として参加。最後のロンドン五輪切符をかける名古屋ウィメンズ(3月11日)の質問が出ると「集中したいのでFRA以外のことは…」と質問を断り、早くもピリピリムードを漂わせた。もっとも回復具合は順調で「軽くて、幸いマラソンの神様はまだ私にほほ笑んでいるのかな」と言い、練習も行っているという。集まった小・中学生200人への指導では笑顔ものぞかせていた。