カンボジア国籍でのロンドン五輪出場を目指し、5日の別府大分毎日マラソンで力走したタレント猫ひろし(34)の悲願達成が現実味を帯びてきた。カンボジア五輪委員会のワット・チョムラーン事務局長は6日、自己ベストを7分以上も縮める2時間30分26秒で走った猫の代表選出の可能性について「おめでとうと言いたい。タイムは2時間25分ぐらいが望ましいが、立派。個人的にはロンドンに行かせてあげたい」と話した。同事務局長によると、北京五輪に出場した猫のライバルのへム・ブンティンは4月のパリマラソンへの出場が決まったが、カンボジア代表選考は3月中に行われるため、仮に好記録を出したとしても選考の対象外となる可能性が高いという。

 猫はこの日、TBS系情報番組「ひるおび!」などに生出演。「やることはやった。あとは待つだけ。今は体力が戻っていないので、次の大会は考えていない」と話した。