女子マラソンのロンドン五輪最終選考レースで、11日号砲の名古屋ウィメンズ(旧名古屋国際、ナゴヤドーム発着)の招待選手による会見が9日、名古屋市内で行われた。

 赤羽有紀子(32=ホクレン)は故障明けの不安を抱えての大勝負となる。2月の奄美大島合宿で左足首周辺を痛め、1週間走れなかったことを明かした。「正直、ちゃんとした練習ができなかった」と言う。世界選手権5位とあって国内選考大会を走らない選択肢もあったが、「待って選ばれないのは避けたかった。勝てると信じてレースに出ることを決めました」。悲壮な決意でロンドン切符に挑む。