奪冠はエースが導く。第89回箱根駅伝(来年1月2、3日)で5年ぶりの優勝を目指す駒大が14日、都内で練習を公開。2年連続区間賞を獲得している窪田忍(3年)は「前回は東洋大に、まったく勝負にならなかった。悔しさは1年間、忘れていない。エースと呼ばれる人は、ここ一番で外さない。そういう存在になりたい」と力を込めた。

 野望がある。来年モスクワで開かれる「世界選手権に出たい」と、箱根後の来年3月にびわ湖で初マラソンに挑む。予定する川内優輝らと勝負し、狙うはマラソンで異例の学生代表。目標タイムは、駒大の先輩で前日本記録保持者の藤田敦史が大学4年時の初マラソンで出した2時間10分7秒を上回る2時間9分台だ。「合宿でも長めの距離を走っている。ただ、まずは箱根です。勝ちに行く」。