<陸上:高校総体近畿大会>◇13日◇奈良・鴻ノ池陸上競技場◇男子400メートルリレーほか

 高校総体近畿大会が開幕した。

 陸上男子100メートルで日本初の9秒台を狙う桐生祥秀(よしひで、17=京都・洛南高3年)が、過密日程の完走に向けて今日14日にヤマ場を迎える。この日は400メートルリレーを2本走った。

 100メートルで2位になった日本選手権から中4日。気温34度の中、アンカーとして予選は41秒64、準決勝は40秒64でトップ通過。「大変暑かったが疲れもなく、しっかりいい感じで走れた」。頭に氷袋を乗せて歩くなど、リラックスしていた。

 5月31日から16日間で最大20レースのハード日程も残り7本。今日は100メートル3本で、お預けとなっている9秒台を目指す。400メートルリレー決勝を含めれば1日で計4本を走る。30日には英バーミンガムで世界最高峰のダイヤモンドリーグに出場予定。世界デビューを前に、暑さも過密日程も乗り越える。【益田一弘】