8月10日開幕の陸上世界選手権(モスクワ)女子やり投げの海老原有希(27=スズキ浜松AC)が24日、浜松市内で会見し、大会日程を歓迎した。やり投げ決勝は男子が先の17日で、女子は最終日の18日。「大トリを務める気は満々でウキウキ」と技術はもちろん、気持ちでも戦うタイプとあって、言葉を弾ませた。所属も同じで「あこがれのお兄ちゃん」という村上幸史と、昨年ロンドン五輪の期間中に約束した。最近3回の世界大会は一方が予選落ち、または両者とも予選落ちの悪循環。「来年は同じ所(決勝)で戦おう」と誓い合った。4月に日本記録を62メートル83まで伸ばして今季世界ランクは10位。「63メートル以上を狙う」と掲げた数字の先に、目標の8位入賞が見える。