<スーパーGT:開幕戦>◇決勝◇21日◇三重・鈴鹿サーキット(1周5・807キロ×52周)
GT500クラスは近藤真彦監督が率いるKONDOのJP・デ・オリベイラ(28=ブラジル)安田裕信(26)組(日産GTR)が1時間53分23秒333で通算4勝目を挙げた。開幕戦は昨年に続く連勝で、年間総合優勝を狙うチーム力を証明した。注目されたホンダの新車HSV-010GTは、同車3台が絡む事故もあり、クニミツの伊沢、山本組の3位が最高だった。
安田がトップチェッカーを受けた瞬間、近藤監督は大きくガッツポーズし、喜びを爆発させた。予選10番手からの大逆転。「チーム力です。本当にいいチームになりました」と目に涙を浮かべて話した。
前日の予選ではマシン後部を大破。出走が危ぶまれる状態を、メカニックたちが徹夜の作業で修復した。デ・オリベイラは「寝ないで準備してくれた仲間のためにも勝ちたかった」と仲間の努力に走りで応えた。
近藤監督の采配もさえた。午前中のフリー走行でタイヤの耐久性を確認して、ドライバー交代のピットイン時にタイヤ交換しない作戦を遂行。冷えてグリップが少ないニュータイヤを避け、リードを広げた。「悩んだけど、JPに行けると言われて決めた」と信頼関係で好判断を導いた。
近藤監督は「今年は芸能30周年でチーム設立10周年。最高のスタートを切ることができた。このままチャンピオン狙いで頑張ります」と意気込んだ。昨年は終盤まで年間王座を争ったが、最後は脱落。悔しさをバネに結束したチームで、今年こそ悲願を達成する。



