社会人王者パナソニックインパルスが8年ぶり4度目の日本一に輝いた。

 7年ぶり7度目出場のパナソニックは、5年ぶり8度目出場で7年ぶり4度目の日本一を目指した学生王者の立命大パンサーズを、22-19で下した。

 前回2009年の対戦では立命大が17-13で勝利していたが、パナソニックが雪辱した。これで社会人は7連勝。対戦成績は社会人の21勝12敗となった。

 前半は互いにディフェンス陣が踏ん張り、TDを獲得できない。FGの本数でパナソニックが9-3とリードした。後半もパナソニックが点差をひろげるが、第3Q終了間際から立命大が猛反撃。第4Q残り4分あまりで19-15と逆転した。

 しかし、勝利に燃えるパナソニックは試合時間残り1分31秒、QB高田からパスを受けたWR本多がWR小山にパスするスペシャルプレーTDで再逆転。そのまま逃げ切った。最優秀選手賞はラン攻撃で大活躍したパナソニックのRB横田惇(24)が獲得した。

 荒木延祥監督(40)の話 しっかりした試合をしたかったが、自作自演になってしまった。最後は選手が良くやってくれた。(最後の逆転TDの)あのプレーは何年か暖めていたものがうまくいった。選手が良く成長して、いつも通りのプレーができた。選手さまさま。お疲れさん、ようやったと言ってやりたい。

 <主催>日本アメリカンフットボール協会、朝日新聞社<後援>日刊スポーツ新聞社ほか<特別協賛>プルデンシャル生命保険