日本(世界ランク20位)がウクライナ(同21位)に2-1で競り勝ち、3戦全勝で2次予選突破を決めた。

 2勝、勝ち点6同士の戦いとなった最終戦。勝った方が最終予選(9月)進出となる戦いは、第2ピリオド(P)終了まで0-0の接戦となった。

 最終第3P6分19秒にFW高木健太(22=日本製紙)が代表戦初ゴールを決めると、待望の先制点に会場に集まった2000人が沸き返った。その4分13秒後には、小原大輔(34=王子)が勝利を決める2点目を追加。ウクライナはラスト9秒からGKを下げ、6人で攻めるパワープレーに出たが、日本がGK福藤豊(33=アイスバックス)を中心に守りきり、2大会ぶりの最終予選進出を決めた。高木は「感無量です」と、勝利をかみしめた。

 12チームによる最終予選は、世界ランクで格上との対戦となる。各組4チームで争うリーグ総当たり戦で1位になった3チームが五輪切符を獲得。日本が勝ち取れば、自国開催98年長野大会以来20年ぶりとなる。