フィギュアスケートの木下クラブは18日、10年に引退していた柴田嶺(29)が現役に復帰し、ソチ五輪ペア代表の高橋成美(24)とコンビを組むと発表した。引退したフィギュアスケート選手が第一線に復帰するのは珍しい。

 シングルで02年全日本選手権5位、06年GPロシア杯10位などの実績のある柴田は現役復帰に伴い、木下クでペアに転向する。「1日1日を大切に確実に前進し、2人で力を合わせて国際大会で表彰台に乗れるように頑張ります」とのコメントを発表した。

 昨年、ロシア出身のアレクサンドル・ザボエフとのコンビを解消していた高橋は「2人で一生懸命目標に向かって頑張ります。新しいスタートでとてもわくわくしています。真剣に、そして楽しみながら、オリンピック表彰台を目指していきます」とコメントした。

 2人は米シカゴで練習を開始している。