リオデジャネイロ・パラリンピックで3大会連続金メダルを狙う元世界王者で、世界5位の国枝慎吾(32=ユニクロ)が、苦戦しながら初戦を突破した。同2位のジェラール(ベルギー)に3-6、6-3、6-2で逆転勝ちした。
国枝は、第1セットで0-5となり「このクレーでどうやってプレーしていたか分からなくなりパニックになった」。しかし、そこから3ゲームを奪ったことで、第2セット以降につなげた。「昨年のプレーを思い出したりして、試行錯誤しながらプレーした」。
一般のテニスは、球足が遅い赤土は守備重視になる。しかし、車いすテニスは、守備になると球が飛ばず、相手に攻撃を許してしまう。そこに気が付き、ネットに出るなど、体勢を前向きに取り、攻撃することで逆転につなげた。
4月に右ひじを手術。先月末の世界車いす国別選手権で復帰したばかり。「少しずつ感覚と自信を取り戻したい」。そのためにも、この日の2位へのタフな勝利は「自信になった」と満足そうだった。


