中1の張本智和(12=エリートアカデミー)は、U-21男子シングルス決勝で、15年高校総体2冠の三部航平(18=専大)を3-0で破り、史上最年少優勝を達成した。

 10年3月のドイツオープンで、丹羽孝希が記録した15歳を大きく上回る12歳355日での快挙。「前日に史上最年少だと初めて聞いて緊張したけれど、それも意識して勝てた」と笑顔を見せた。

 試合開始から10連続得点を奪い、11-1で第1ゲームを奪うと、11-6、13-11のストレート勝ち。

 一般の部予選などでの活躍時に続き、男子日本代表の倉嶋洋介監督(40)が名付けたエビぞりガッツポーズ「ハリバウアー」で喜びを表現した。

 賞金2000ドル(約21万円)も獲得し「ちゃんと貯金したい」。

 20年東京五輪金メダル候補は「来年までには、ワールドツアーでベスト4にいけるようにしたい」と、間近な目標を大きく掲げた。