男子テニスで世界ランキング6位のラファエル・ナダル(スペイン)は20日、痛めている左手首の回復に専念するため、今季の残り試合の大会を欠場すると自身のフェイスブックで発表した。「残念だが、来季へ集中して準備するため今は休む時だと判断した」と説明した。

 30歳のナダルは今季、2度の優勝をしたが、全仏オープンを左手首の故障で途中棄権。リオデジャネイロ五輪ではダブルスで金メダルを獲得し、シングルスは3位決定戦で錦織圭(日清食品)に敗れた。「リオ五輪は準備不足で手首が完全に回復する前に臨んでしまった」としている。