2020年東京五輪の競技会場見直し問題を巡り日本バレーボール協会の木村憲治会長らは8日、東京都庁を訪れ、計画通り「有明アリーナ」建設を願う小池百合子知事宛ての嘆願書を提出した。16人のオリンピアンが集まった会見で木村氏は「64年の東京五輪で正式種目になりレガシーとなった。有明アリーナをスポーツ発展のシンボルにしていきたい」と語った。

 来春就任予定の男子日本代表の中垣内祐一新監督は「東京に1万5000席の体育館は日本のみならず、世界も待ちに待った。有明は成田、羽田に挟まれ、大都市東京を背中にひかえ、日本のスポーツ、文化が世界に挑戦できる体育館になる」と自ら訴えた。

 都の調査チームは代替案として「横浜アリーナ」を挙げており、4者協議で今月末にも結論を出す。