早大が明大に24-22で勝利した。前半を10-10の同点で折り返すと、後半開始直後に相手陣残り5メートルでのスクラムで明大が反則を繰り返し、認定トライを奪取。その後2トライを返され、一時は5点リードされたが、後半32分にCTB中野がトライを決め、直後のゴールで再逆転した。92度目の「伝統の一戦」に勝利した早大は、通算成績を53勝37敗2分けとした。

 6勝1敗の2位で全国大学選手権進出を決めた早大は、17日の準々決勝で同大-中大の勝者と対戦する。山下監督は「早明戦らしい良い試合になった。今日はタックルでアグレッシブにいこうと言い聞かせた。それをやってくれた2点差だと思う。このビッグゲームでの経験で得たものは大きい。良い準備をして大学選手権に臨みたい」と話した。

 5勝2敗で3位となった明大は、今月11日の3回戦で京産大と対戦することが決定。勝利すれば関東大学リーグ戦を制した東海大と4強をかけて戦うことになる。丹羽監督は「ゲーム展開は悪くなかったが、ゴール前での精度が低かった。勝ち進んで、もう1度早稲田さんと戦いたい」とコメントした。