SP3位の宮原知子(18=関大)が、フリーでミスのない美しい滑りを見せ、自己ベストの143・69点をマーク。合計もベスト更新の218・33点で2季連続の銀メダルに輝いた。

 フリーのテーマは宇宙と「強い女性」。白の衣装に身を包み、1つ1つのジャンプ、スピン、ステップを丁寧に、確実に決めていった。スピードも十分。最後のコンビネーションスピンを回り終え、ポーズを決めると、思わずガッツポーズが飛び出した。世界女王メドベージェワには届かなかったが、他のロシア勢に勝った価値ある銀だ。「しっかり自分の演技ができれば表彰台に立てる」と自信につながった。

 来季の平昌五輪のメダルを見据え、まだ成長の途中。「自分の1番の課題はジャンプ。試合でもしっかり跳べるように、何回でもいつでも出来るように練習していく」と、力強く今後の課題を語った。