フィギュアスケート女子の浅田真央(26=中京大)が、今季の残る国際試合には出場しないこととなった。日本スケート連盟の理事会が17日、都内で行われ、国際B級大会、ババリアン・オープン(2月14日開幕、ドイツ)、プランタン杯(3月10日開幕、ルクセンブルク)2大会の派遣選手に浅田は入らなかった。

 グランプリ(GP)シリーズ、選手権大会より格が下がるB級大会への派遣は選手の意向を尊重する方針で、浅田は事前のアンケートで出場の意思を示さなかったという。

 浅田は昨年末の全日本選手権で自己ワーストの12位となり、3月の世界選手権(ヘルシンキ)、2月の4大陸選手権(韓国・江陵)、冬季アジア大会(札幌)と主要大会の代表に選ばれず。今季の試合日程は白紙となった。現段階で国内の大会にも出場予定はない。理事会後に取材に応じた小林芳子強化部長は「今はゆっくりしていると思う。来季に備えてほしい」と話した。