バスケットボール男子日本代表の国際強化試合が11日、札幌市の北海きたえーるで行われ、世界ランク48位の日本は同25位のイランに68-73で敗れ、対戦成績1勝1敗で日程を終えた。田中大貴(25=A東京)がチーム最多14得点と活躍したが、全体的にシュートが決まらず競り負けた。それでも富樫勇樹(23=千葉)や筑波大3年の馬場雄大(21)の活躍など、東京五輪の自力出場に向けて収穫を得た。

 女優の広瀬アリスとの交際が明るみに出た田中が、実力でも代表定着を印象づけた。第2Qに立て続けに3点シュートを決め、一時は逆転。チーム最多の14得点を挙げ、最長の28分54秒プレーするなどチームを引っ張った。「自分たちのミスで自滅した。チームは成長段階で、もっとよくしていけるよう頑張りたい」と前向きに話していた。