女子3000メートルで高木美帆(22=日体大)が4分5秒75と、自身の国内最高を上回る大会新記録で金メダルを獲得した。

 最初の種目1000メートルでは小平に0秒12差の銀メダル。出場5種目金メダルの目標は、いきなり阻まれたが「3000メートルでは絶対に金メダルを取る」と気持ちを懸命に切り替える。その約2時間後、好記録で快挙を達成した。ゴール後は珍しく派手なガッツポーズで、喜びを爆発させた。帯広市東部に隣接する幕別町出身。建て替えがあったとはいえ、帯広の森のスケート場は、幼稚園から通い慣れた場所だ。地元の大声援の中での金メダルだけに「不思議な感覚」と、喜びは格別な様子だった。