ラグビーの19年W杯日本大会(9月20日開幕)の1次リーグ組み合わせ抽選会が10日、京都迎賓館で行われ、日本はアイルランド、スコットランド、欧州第1代表、プレーオフ勝者(※)と同じA組となった。

 抽選会前ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「非常にエキサイティングな気持ち」と語った。

 前回の15年イングランド大会で南アフリカを破るなど3勝を挙げ、大躍進を遂げた日本は「ベスト8以上」の目標を掲げ、16年9月に就任したジョセフHCのもと、新たな試みの中で強化を続けている。

 抽選結果は以下の通り。

<A組>アイルランド、スコットランド、日本、欧州第1代表、プレーオフ勝者(※)

<B組>ニュージーランド、南アフリカ、イタリア、アフリカ代表、敗者復活戦勝者

<C組>イングランド、フランス、アルゼンチン、米大陸第1代表、オセアニア第2代表

<D組>オーストラリア、ウェールズ、ジョージア、オセアニア第1代表、米大陸第2代表

迎賓館に入る左から日本代表の大野均、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、堀江翔太(撮影・上田博志)
迎賓館に入る左から日本代表の大野均、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、堀江翔太(撮影・上田博志)

出場国一覧 ()内は世界ランク

◆第1グループ◆

ニュージーランド(1)

イングランド(2)

オーストラリア(3)

アイルランド(4)


◆第2グループ◆

スコットランド(5)

ウェールズ(8)

南アフリカ(7)

フランス(6)


◆第3グループ◆

アルゼンチン(9)

日本(11)

ジョージア(12)

イタリア(15)


◆第4グループ◆

オセアニア第1代表

米大陸第1代表

欧州第1代表

アフリカ代表


◆第5グループ◆

オセアニア第2代表

米大陸第2代表

プレーオフ勝者※

敗者復活戦勝者


※プレーオフは欧州2位とオセアニア3位の勝者が出場権獲得。


 ◆抽選方法 大会に参加する20チームが5チーム×4組に分けられる。すでに出場を決めているのは、日本を含め15年大会の1次リーグで各組3位以内に入った12チーム。これらのチームが、現在の世界ランキングにより上位の1~4位が第1グループ(G)、5~8位が第2G、9~12が第3Gに振り分けられる。残りの8チームは各地区の予選を突破したチームが入り、同じように第4G、第5Gに分けられる。抽選では1~5の各グループから1チームずつが選ばれる形で、1つの組が作られる。

ラグビーW杯組み合わせ抽選会前、下鴨神社を訪れた各国首脳陣(撮影・上田博志)
ラグビーW杯組み合わせ抽選会前、下鴨神社を訪れた各国首脳陣(撮影・上田博志)

 ◆15年大会の日本 アジア代表として第4Gから出場。世界ランク13位(当時)ながら初戦で同3位の南アフリカを34―32で破り、歴史的大金星を挙げた。第2戦は初戦の疲労からミスが目立ち、第3Gのスコットランドに10―45で完敗。その後、第2Gのサモアを26―5、第5Gの米国を28―18で下して2連勝。南アフリカ、スコットランドと3勝1敗で並んだが、7点差以内の敗戦、4トライ以上の獲得で与えられたボーナス点の差が響き、1次リーグ敗退となった。