<陸上:関西実業団選手権>◇最終日◇18日◇兵庫・尼崎市記念公園陸上競技場

 2組の夫婦が「アベック優勝」を果たした。

 男女100メートルを制したのは小島夫妻。男子でシドニー五輪代表の茂之(28=アシックス)が10秒69で制すと、続く女子を元200メートル日本記録保持者の初佳(もとか、33=ピップフジモト)が12秒31で優勝した。右臀部(でんぶ)故障からの復帰戦を飾った茂之は「(妻が)刺激になっている」。今季から2年ぶりに現役復帰を果たした初佳は「(女子テニスの)伊達さんほど華々しくはないけど…」と復帰後初勝利を喜んだ。

 男女走り高跳びでは2月に挙式したばかりの新婚・福本夫妻が優勝。昨年の大阪世界選手権代表の幸(みゆき、旧姓青山、31=吹田一中教)が女子を1メートル81で、夫の義永(よしひさ、34=大池産業)が男子2メートルで、それぞれ勝利した。大阪・吹田一中の教員で、北京五輪出場を目指す幸は「マッサージしてもらってたり、助けてもらっている。結婚して良かった」と感謝していた。