体操のアジア選手権(ドーハ=カタール)は18日に終了し、日本は男女の団体総合、個人総合に加え、種目別でも4個の金メダルを獲得した。4年後のロンドン五輪へ向け、上々の第一歩を踏み出した。

 五輪王者の中国は不在だったが、その中でも内容のある圧勝だった。男女とも団体総合は2位以下に大差をつけ、格の違いを見せつけた。今後の国際大会の採点にもいい影響が期待できる。「体操ニッポン」の今後の強化を担う佐藤寿治・男子チームリーダーは課題を挙げつつも「五輪後の試合で、いい結果が出せてよかった」と一定の満足感を示した。

 男子個人総合では山室光史(日体大)が優勝。日体大の同級生で北京五輪銀メダリストの内村航平をライバル視する大器が、大きな自信を手にした。女子では16歳の鶴見虹子(朝日生命ク)が種目別2個を含む4個の金メダルを手にし、世界のトップ争いに名乗りを上げた。鈴木美里・女子コーチは「この大会は大成功といっていい」と笑顔を浮かべた。

 種目別では男子の星陽輔(セントラルスポーツ)が平行棒、鉄棒で優勝。種目別のスペシャリストが大きな力となる最近のルールを考えれば、こちらも大きな収穫だろう。日本の弱点でもある跳馬で銀メダルと健闘した21歳の田頭剛(順大)らも台頭し、今後が楽しみになってきた。(共同)