全日本大学駅伝は11月1日、名古屋市の熱田神宮から伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106・8キロのコースで26チーム(オープン参加1を含む)が参加して行われる。史上最多に並ぶ4連覇を目指す駒大、前回2位の早大、今年1月の箱根駅伝で初の総合優勝を果たした東洋大などを軸に優勝争いが展開しそうだ。

 駒大は7月のユニバーシアードの1万メートルで6位に入った宇賀地強、前回、アンカーを務めた深津卓也らがおり、総合力が高い。不安は10月12日に出雲全日本大学選抜駅伝、17日に箱根駅伝予選会と続いた過密日程による疲労。どこまで回復できるかが鍵になる。

 東洋大は箱根駅伝の山登り区間の5区で区間新の快走を見せた柏原竜二を擁する。今年の出雲駅伝の1区でも区間2位と好走した2年生エースがチームを引っ張る。早大は箱根駅伝を経験した八木勇樹、矢沢曜の2年生の成長ぶりに期待が懸かる。昨年、あと一歩で届かなかった1995年以来の頂点を目指す。

 出雲駅伝2連覇の日大は、9月の日本学生対校選手権の5000、1万メートルを2年連続で制したギタウ・ダニエルに注目。前回3位の山梨学院大、関東地区予選会1位の明大も上位進出を狙う。(共同)