陸上の男子やり投げで昨年世界選手権銅メダルの村上幸史(スズキ浜松AC)が、6月の日本選手権(香川)で85メートルの大台到達と11連覇を目指す。23日、都内で行われた関東学生対校選手権を観戦。24日からは地元の愛媛で最終調整に入る予定で「疲れるぐらいやりたい」と追い込むつもりだ。

 日本選手権では、自己ベスト83メートル10から「記録が求められる」と、あらためて85メートルに目標を設定。投てき競技ではハンマー投げの室伏広治の15連覇に次ぐ10連覇を達成しており、今大会で優勝すれば室伏の父、重信氏を抜き単独2位の連覇記録となる。「重信先生も広治さんも見ているものは世界。それを見据えているから連覇できる」と先駆者に続くつもりだ。また6月末からのフィンランドでの国際大会2試合に出場する意向も明かした。