バレーボールの山本愛(旧姓大友・28=JT)が、“ママさん“としてロンドンに挑む。5年ぶりに日本代表に復帰した山本が20日、都内で取材に応じ「ロンドンが最後の五輪。ラストチャンスだと思う」と意欲を見せた。

 山本は代表として出場したアテネ五輪後、ビーチバレーの山本辰生と結婚。長女出産と家庭のため、06年に引退した。しかし「育児が一段落した」ことから現役に復帰。8月6日から始まるワールドGPの日本代表に選ばれた。

 母になって初めての代表合宿に「1週間に1度の休みは必ず帰って子どもの顔を見る」。長女は実家の両親が面倒を見ていてくれるため「周りの多くの人に支えられて今がある」。妻としての代表入りは、今回も選ばれた井上香織、過去には成田郁久美らがいるが、ママさんは珍しい。「ロンドンが最後の五輪。簡単にロンドンとは言えないが、結果は残したい」。まずはワールドGPで復帰の第1歩を踏み出す。