<フィギュアスケート:世界選手権>◇3日日◇27日◇モスクワ

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、3人が出場した日本勢では、織田信成(24=関大大学院)が81・81点で2位に付けた。出だしの4回転トーループでの着氷乱れ、ステップでもバランスを崩すミスもあり、演技終了後は浮かない表情。だが、それ以外はうまくまとめ、技術点は43・37の高得点が出た。うれしい誤算に、表情を崩しながら「すごい…」とつぶやいた。

 高橋大輔(25=関大大学院)は、スピンでバランスを崩してスコアを伸ばせず、80・25点の3位発進。昨年12月の全日本選手権を制した小塚崇彦(22=トヨタ自動車)は、77・62点で6位だった。パトリック・チャン(20=カナダ)が、SPでは歴代世界最高の93・02点をマークし、圧倒的な首位に立った。