<関西大学ラグビー:立命大26-12関学大>◇25日◇花園ラグビー場

 昨季6位の立命大が2位の関学大を逆転で破る波乱があった。先制を許した立命大だったが仕掛けの早い攻撃で主導権を握ると前半終了間際の36分、ラックからフッカー庭井祐輔(2年)が抜け出し右中間へ逆転のトライ。14-12とリードで折り返すと、後半は完封に抑えての完勝劇。ノーサイドの瞬間、立命大スタンドからは悲鳴のような歓声が沸き起こった。今季から指揮を執る中林正一監督(32)は「相手のやってくることは分かっていたので。理屈じゃなくて、選手は成長してくれていた。自分も1年目なので、初戦はどうしても取りたかったから良かった」と笑顔で振り返った。