2020年夏季五輪の東京招致委員会は11日、東京都庁で理事会を開き、大会を7月24日開幕、8月9日閉幕の17日間とするなど開催計画の概要を盛り込んだ申請ファイルを承認した。2月15日の締め切りまでに、国際オリンピック委員会(IOC)に提出する。

 関係者によると、ビジョンの1つに東日本大震災からの復興を掲げ、サッカーは一部を宮城県で実施。東京の2会場のほか札幌市、さいたま市、横浜市でも開催する。

 開閉会式や陸上を行うメーン競技場は国が改修を検討する国立競技場とし、失敗した16年五輪招致で五輪スタジアムを新設する予定だった中央区晴海に選手村を建設する。前回はIOCから選手村の用地面積などで懸念を示されたが、今回は1・3倍の広さを確保した。