<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇第1日◇5日◇マリンメッセ福岡

 男子で初優勝を狙う18歳の羽生結弦(ANA)がショートプログラム(SP)で世界歴代最高となる99・84点をマークし、トップに立った。女子SPは浅田真央(中京大)が72・36点で、2連覇に向けて首位発進した。

 男子は世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)が87・47点で2位につけ、織田信成(関大大学院)が80・94点で3位。GP2連勝の町田樹(関大)は65・66点で最下位の6位と出遅れた。

 女子はアデリナ・ソトニコワ(ロシア)が68・38点で2位、アシュリー・ワグナー(米国)が68・14点で3位だった。

 ファイナルはGPシリーズ6戦の上位6人で争われ、日本人最上位メダリストがソチ冬季五輪代表入りに前進する。昨季のファイナルで日本男子初の優勝を果たした高橋大輔(関大大学院)が右すねの負傷で欠場したため、補欠だった織田が繰り上がった。