2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は17日、都内で評議員会を開き、34人の理事を選出。文化人として作詞家の秋元康氏(55)写真家の蜷川実花氏(41)らが選ばれた。

 理事に決まった作詞家の秋元康氏は「全ての人のすてきな思い出になるような五輪・パラリンピックのお手伝いをさせていただきたい」とコメントした。

 故美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」や一世を風靡(ふうび)した「おニャン子クラブ」のヒット曲を手掛け、現在は人気アイドルグループ「AKB48」の総合プロデューサーとして活躍する。安倍晋三首相と交遊があり、五輪招致段階では諮問機関「評議会」のメンバーとして若者を中心に国内支持率の引き上げに貢献した。

 「1964年の東京五輪を、当時6歳だった僕は、父に手を引かれて見に行ったことを覚えている」と語り、4年に1度のスポーツの祭典に寄せる思いは強い。ヒットメーカーの敏腕を振るい、開閉会式の演出に参画することも考えられる。