アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治(33=ミズノ)が、競技の学術研究を続ける考えを示した。19日、名古屋市で行われた中京大の卒業式に参列し、昨年9月に取得した体育学博士の学位記を授与された。学生ではなくなるが「研究生として(大学に)残って、研究も携わっていきたい」と話した。今後は、4月に米国合宿。5月の大阪グランプリが今季初戦になる予定で、6月の日本選手権をへて、五輪に臨む。「(五輪出場の)内定をいただいているので、選考会でピークに合わせる必要がない。それが僕のアドバンテージ」。マイペース調整で本番に備えている。