来年1月の箱根駅伝で16年ぶりの総合優勝を目指す早大のエース竹沢健介(4年)が、現状では花の2区での出場が難しくなった。10日、各チーム16人の選手エントリーが確定。渡辺康幸監督(35)はチーム状態について「竹沢以外は順調です。間に合えば、負担の掛からない区間で走らせる予定」と話した。

 竹沢は左アキレスけん移行部に痛みがあり、練習が積めていない状況という。11月の全日本大学駅伝は、左足すねを疲労骨折しながら強行出場。一時休養を取ったが、別の個所を故障してしまった。渡辺監督は「2区より、ほかの区間の方が楽なのかと思う。前回(座骨神経痛のため3区を走行した今年1月の箱根駅伝)に比べたらたいしたことはないが、箱根で壊れて終わるようなことはしたくない」。早大の順位は、竹沢の回復具合にもかかわってくる。