フィギュアスケートの昨年の世界女王、安藤美姫(24=トヨタ自動車)が、19日に開幕する世界国別対抗戦(東京・代々木第1体育館)に“特別出演”することになった。22日のエキシビションにのみ参加することになり、15日に「このような場に1人のスケーターとして招待され、皆さんの前で演技できることをとてもうれしく思います」とコメントした。

 昨年4月の世界選手権で2度目の女王に輝いた安藤は、同10月のジャパンオープン以降は国際大会出場を欠場し、今季を休養期間としていた。国内外のアイスショーに積極的に出演し、表現力を磨くことに集中してきた。日本で観客の前で滑るのは東日本大震災から1年になる先月11日に自身が企画したチャリティー公演以来になる。国際スケート連盟主催の大会としては11年の世界選手権以来約1年ぶりの参加で来季に向けての第1歩をしるすことにもなる。