<体操:全日本社会人選手権>◇17日◇相模原市立総合体育館

 体操男子でロンドン五輪個人総合金メダルの内村航平(23=コナミ)が、五輪後初の競技会で、世界一の貫禄を見せた。内村は団体総合、個人総合、種目別の床運動、跳馬の4冠に輝いた。疲労から来る右肩痛で「肩の調子がすごく良くない」にもかかわらず、6種目中5種目で15点台を出す圧倒的な演技を披露。合計92・400点をマークして2位の田中佑典(コナミ)に2点以上の差をつけた。これで個人総合は22連勝となった。

 五輪での活躍で体操人気が沸騰し、この日も約1600人収容の観客席は超満員。立ち見も出るほどで、多くの若い女性から黄色い声も飛んだ。内村が会場に入っただけで拍手が起こり、「何を求められているのか分からないけど、とてもうれしい」と、さすがの世界王者も苦笑い。「このまま、この調子で応援してほしい」。次戦は、11月2日からの全日本団体種目別選手権(代々木第1)。右肩に負荷がかかるつり輪は欠場の予定だ。