<フィギュアスケート:国際大会ネーベルホルン杯>◇28日◇ドイツ・オーベルストドルフ
男子は左膝故障からの復帰戦となった織田信成(25=関大大学院)が、前日のショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となり、合計233・33点で優勝した。冒頭の4回転ジャンプで着氷が乱れたが、転倒したSPの二の舞いを演じることなくこらえた。2位に20・39点差をつけて国際大会2季ぶりの優勝。「ジャンプやステップでミスがあって残念だったけど、復帰戦にしては悪くなかった」とうなずいた。
4回転ジャンプの練習量を大幅に増やしたことで、昨季途中に左膝の故障を再発させた。約10カ月ぶりの実戦で、大技を跳ぶ前は脚が震えたという。だが、世界と争う上で欠かせないジャンプは「ほとんど戻ってきた」と力強く言った。3強の高橋、小塚、羽生に負けじと反撃ののろしを上げた織田は「理想と現実は違うが、違う道のりで山の頂上に登れたらいい」。織田の復活で、日本男子は群雄割拠の戦国時代を迎える。



