力士らに新型インフルエンザの感染が広がっている大相撲で、9月5、6日に予定された立浪一門による連合げいこが、感染の拡大防止を考慮して中止となったことが28日、分かった。立浪一門に属する部屋には、横綱白鵬や日馬富士と魁皇の両大関らがいる。

 連合げいこの場所は東京都墨田区の友綱部屋だった。立浪一門の友綱・日本相撲協会理事(元関脇魁輝)は「協会内でも感染者が出ている。連合げいこによって感染した力士がいたら困るから中止にした」と説明した。

 巡業部長を務める同一門の大島親方(元大関旭国)が夏巡業終了後に肺炎を患って入院していることも、中止の理由となった。