大相撲の野球賭博問題で、日本相撲協会に解雇された元大嶽親方(元関脇貴闘力)が3、4年前から野球賭博を始め、「負け金」の総額が約3000万円に上っていたことが7日、関係者への取材で分かった。
警視庁は7日午後も、賭博開帳図利容疑で、野球賭博に関与した力士の所属部屋などの家宅捜索を続行。押収した携帯電話などを調べ、連絡を取っていた仲介役や、暴力団が関与したとみられる胴元の特定を進め、角界に広がった野球賭博の全容解明を目指す。
元大嶽親方については、すでに任意で事情聴取しており、賭博の常習性が高く、賭け金も多かったとみて、賭博容疑での書類送検などを検討。また、元大関琴光喜関への恐喝未遂容疑で、元力士古市満朝容疑者(38=恐喝容疑で逮捕)らの立件に向け、捜査を進めている。
関係者によると、元大嶽親方は、プロ野球シーズンになると、場所中を除いて日常的に、元琴光喜関を通じて予想や賭け金の額を仲介役に伝え、賭博を繰り返していた。1回の賭け金が数十万円に上ることもあったという。
昨年末ごろ、元琴光喜関は元大嶽親方の勝ち金約500万円を請求するため、仲介役を通じ古市容疑者と接触。逆に口止め料を要求されるようになったという。


