NHK定例放送総局長会見が21日、東京・渋谷の同局で行われ、大相撲名古屋場所の中継を中止したことに、日向英実放送総局長が「ダイジェストも結構見られている。正常な状態ではないので、とりあえずこれで良かった」と語った。

 同局には中継中止を発表した6日から20日までに約9500件の反響があり、「中継すべきでなかった」が2割強、「中継すべきだった」が5割弱あった。中止発表前は「中止すべき」が7割近かった。ダイジェスト番組については11日から20日まで約500件あり「ダイジェストも止めるべき」が2割、「このスタイルで良かった」と「そもそも中継すべきだった」が各1割弱という。

 また、日向氏は来場所以降の大相撲中継に「両方の可能性がある。今は動きを見守っている」と、来場所以降も中継しない可能性を示した。