大相撲春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)担当部長の貴乃花親方(39=元横綱)が25日、大阪・なんばグランド花月で行われた吉本新喜劇の舞台収録にゲスト出演した。

 スーツ姿の貴乃花親方本人が春場所の宣伝に、ライブハウスを訪れるという設定。親方が登場すると、本当の客席からはどよめきが起こり、大きな拍手が送られた。

 当初は新弟子らしく緊張で動きもぎこちなかったが、そこは元大横綱。徐々にペースをつかみ、小柄のベテラン池乃めだかを「僕、偉いね」と子ども扱いで軽くいなすなど、次々と繰り出される劇団員のギャグに体を張って応え、仕切り直しもなく約5分の“土俵”を務めた。

 観客には春場所をしっかり宣伝した。舞台を終えた親方は「とてもいい経験をさせてもらった。出演者の方に広報までしていただいて感無量」と話した。収録分は3月10日の昼に放送される(関西ローカル)。